ヤング・エッセイ

スモールワールドにビッグオーシャンな随想録です

遠近法的世界観

7/10は参院選の投票日である。自民・公明などは、憲法改正を掲げている。慎重に選ばなければならない。

7/9はバイト先で、地元の祭りでの店頭販売に使う飾り付けを、みんなで作る日である。

大学の単位は、めちゃくちゃ残っている。あと2年ぐらい通うと思うと億劫で仕方がない。

今日になって初めて蝉が鳴くのを聴いた。猛暑にやっと夏がついてきた。今から夏が終わるのを思ってかなしい。(往来、夏が終わる日が苦手である)

フランスの建築家の講演を聴いてきた。いまはミニマリズムの考え方が主要になってきている。豪華絢爛は流行らず、財産を持たないことが正義であり、自己表現は重要ではない、伝統と景色の中で、ちっぽけで謙虚なやさしい建築。その文言、その態度。

バイト先では新人さんが増えて、責任が大きくなった。時間内での仕事ではあるけれど、もっと仕事が出来るように、新人さんにきちんと教えられるようになりたい。

夏になって、無駄毛が気になる。良い脱毛法はないものか。脱毛サロンに通うには高すぎるので、セルフケアがいい。

可愛がっている犬がもう、8歳である。いつまで生きるだろうか。死んでしまったあとを考えると寂しい。

そういえば四年後は東京オリンピックだ。観に行きたい。でもそもそも四年後に出来るんだろうか?競技場はどうなってるんだろう。

大学の課題が追いつかない。今まで散々サボりまくったので、正直やばい。

夏のセールがやっている。今のうちにサンダルが欲しい。

 

じりじりと、1日1日が過ぎている。毎日毎日新聞が届く。世の中のことも、未来のことも、デザインという神秘のことも、自分と、自分の身体と、自分の小さな関係のことも、あの人のことも、同時にじりじりと経過していく。いつ失わないかとびくびくしながら、じわり、じわりと経過していく。

 

何かを忘れ、忘れていることも忘れ、昼間の喧騒に身をまかせると、思い出したように夜がきて、昼間のやかましさを、すっぽりと包んでしまう。朝が来て、昼になり、また忘れ、夜がきて、夜が明けて、忘れては、思い出し、忘れては、思い出す、毎日これを繰り返す。毎日これを繰り返している。